2009年12月16日水曜日

12月16日~忙しさの中で~

 「風にふかれて」という歌はなんとなく「労働者階級」の歌なんだな、と思う。そして毎朝スーツを着て乗る電車は「学生」か「労働者」の塊なのだが、おそらく20代のころだったら嫌悪していただろうその風景、最近は新鮮な感覚で再認識している。だってほとんどがスーツか制服で、しかもそれぞれ就業時間と授業時間に拘束されつつも、そのハザマで「自由」を楽しむっていうライフスタイル、悪くない。「労働」がいいことだと思えるようになったのはつい最近。でもそれは昔の「労働を楽しむ」という感覚から「労働を発展しよう」という自己流の考え方になってきたような気がする。「拘束時間」を自分なりに調理して、さらに加工して自分の時間を作っていくという作業。けっこう高度な知的作業ではないかと思う。ふと忙しさの中で…。

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