2008年12月31日水曜日

12月30日~休日出勤~

 考えてみれば昨年もこの時期は1月4日ぐらいまで休日出勤だったような…。ただ誰もが休むこの時期だからこそ内線電話も外線電話も鳴らないし、きわめて静かなことは事実で、こういうときにはcreativeな発想が求められる「内省的な仕事」を優先的にこなすのが有効。夏休みにせよ5月の連休にせよいずれも繁忙期に相当するが、結局やるべきことを先送りにしていると休暇も休暇でなくなるような気がするのは事実なんだな。
 電車の中でITパスポートの表計算の分野の学習。相対参照や絶対参照という懐かしい言葉や、外部設計に相当する「画面設計」についてあらためて再確認。イメージを作り出すのを忘れていたが、シスアドから基本情報技術者までだいぶ時間をあけてしまい、かえって基礎的なことを忘却していたのかも…と反省…。

2008年12月28日日曜日

12月28日~掃除~

 ITパスポートのテキストを読んでから、コクヨのシステミックのB5判を購入。さらに自宅を軽く掃除。夏場にもかなり色々なものを捨てたはずなのだがやはり「いらないもの」がかなり蓄積。年末のスケジュールがかなり確定してきたが、①お歳暮②年賀状(と住所録の整理)③部屋の掃除というのがけっこう大仕事になるのである程度「前倒し」で準備をしていたほうが良さそう。今年は年賀状を出すのがかなり早かったのと昨年住所録をかなり整理しておいたのが、「勝因」か…。

2008年12月27日土曜日

12月27日~マネジメント系~

 ITパスポートの入門書を購入してきてストラテジ系の第1章・第2章は読み終わる。試験本部の公表ではストラテジ系から試験出題分野が始まるので今後はこのストラテジ系から情報処理の勉強をすることになるのだろう。マネジメント系に入るが、内容はいきなりシステム開発になっている…。情報処理では具体的なプログラミングやアルゴリズムはテクノロジ系で、大まかなシステム開発の順序などはマネジメントに属するという考え方なのか。さほど難しくはないが、いきなりマネジメント系の出題でシステム開発がでてきたらちょっとびっくりだなあ…。

12月26日~ITパスポート~


 ITパスポートのテキストを読み始めて2,3日目。思った以上にストラテジ系は新しいジャンルを取り扱っているようだ。バランス・スコア・カードなど原価計算の分野に属すると(個人的には)考えていた項目や、SLCP-JCF2007、RFP(提案依頼書)、そしてまたRFIDなど最新の項目も試験範囲に入っている。原価計算だと製品との関連性で直接材料費か間接材料費かを分類するがRFIDの低価格化がもっと進めば工場で消費される材料のほとんどは直接材料費ということになり、一部の消耗品以外は間接材料費という管理の難しい原価項目にはならないだろう。とはいえコストがかなり安くならないとなかなか補助材料にまでIC管理をするコストベネフィットはないわけだが…。

2008年12月24日水曜日

12月23日~ストラテジ部門~

 今春から実施される新情報処理試験制度のステージ1の試験範囲を見てみる。ストラテジ編については、関連法規や会計学、経営学のジャンルからの主な出題で、個人情報保護法、請負、不正アクセス禁止法など法令部門については情報処理と密接な関連をもつ法令、またシステムでは必要不可欠な簿記会計の初歩的な出題、経営学関連ではパレート図などの出題がある。まず簡単な例題をいくつか解いてみたが確かに社会人としては入門レベルの知識を問うものばかりでこのジャンルで知らない項目があることが逆に問題かもしれない。ジャンルごとで30パーセント以上の合格が必要だがストラテジについてはさほど苦労することはなさそうだ。逆にアルゴリズムなどの出題があるほかのテクノロジ系の出題難易度はやはりけっこう高いような予感…。

2008年12月21日日曜日

12月20日~5cmの向う岸~


 昨日はひさかたぶりに「終電」をのがしてタクシー帰りだったせいもあり午前中はぼんやり。午後は休日出勤。晩御飯は「日高屋」で大好きなチャーハンと餃子で済ます。

 侘しい毎日ではあるが、なぜかこの時期になると松任谷由実さんの名曲「5cmの向う岸」が聞きたくなる。ユーミンのファンはもちろんかなり多いと思うのだが、この曲は「時のないホテル」という「守ってあげたい」でユーミンが再び大ブレークする「ハザマの時期」に発表されたアルバムに収録されている曲でしかもなぜかベスト版などには収録されていないという不思議な曲。この曲が好きという方も多いのに…。

 ituneなどでダウンロードすることも可能だが、やはり昭和の時代を感じさせるジャケットのCDをぜひ手にとって聞いて欲しい名曲だ。

 後の「downtown boy」にも通じる恋愛の残酷な部分を切り取った歌詞だ。背が5cm低い「彼」に合わせて知らず知らずに猫背になっているという歌詞や、「若い頃には人目が大事…もっと大事なやさしさをなくしても…」という歌詞とメロディラインの部分で目頭が熱くなる。

 「若い頃」というのが幾つなのかは具体的には歌詞には歌われていないのだけれど、「人目」よりも「大事なやさしさ」をなくしてしまうと…きっと年齢が30代・40代・50代…であっても、きっと後悔することになるのだと思う…。

 師走の雑踏の中で仲の良さそうなカップルが買出しにでかけている場面に何組も出くわす。時代は変わり、80年代や90年代ほどには「背の高さ」というのは、「壁」にはならなくなったみたい。

 今日は2組ほど女性のほうが男性よりも背が高いカップルを目撃した。クリスマスイブの前にそうしたカップルをみかえるとこの歌を思い出す。「大事なやさしさ」を忘れないカップルをみると、なんだかこの歌を思い出して、そして雑踏の中にいる私もなんだか幸せな気分になれる…。

2008年12月20日土曜日

12月19日~忘年会~

 もう「お酒」は卒業してしまったので忘年会も極力失礼にあたらない程度にしか出席しないことにしている。が、今日は終電がなくなるまで有志による忘年会を楽しんだ。
 メンバーは同業他社や元同業他社の方たちが中心でそれぞれの人間模様が非常に楽しい。年齢や性別もばらばらなので、日常生活ではあまり聞くことが出来ない話も聞けるのが刺激的。どうしても日常生活にはまってしまうと話題が限定されて発想も「ワンパターン」になりがちだが、場所と時間と出席者にバラエティをもたせれば、日本や海外も含めて知的水準や知的パターンの異なるテーマで会話ができるのが嬉しい。
 忘年会を楽しむコツは普段あまり話すことができないような人たちと話ができるようにすること。それに尽きるような…(職場内部での忘年会というのはよく開催されるケースではあるが、あまり実が大きいとは思えず…)

2008年12月17日水曜日

12月17日~需要と供給のバランス~

 売上高は損益計算書の一番上にあるので「トップライン」ともよばれる。企業のいわば経営成績の一番の指標だが、このトップラインの数字が変化しないで、販売費や一般管理費、製造原価(売上原価)のみが増加した場合、一番下の当期純利益(ボトムライン)は当然減少する。企業の最大のコストは人件費だがもし人件費が増加して売上高が増加しないケースでは、限られた売上高を増加した人間の頭数で割らなければならない。つまり、売上高に直結しない人材投資は設備投資と同じく、給与の削減につながるということだ。
 雇用者を増加させよ…というのは連合などの主張だが、その主張どおりに雇用者数を増加させ、しかし企業の売上高が変化しない場合もしくは減少した場合には、日本型雇用方式の場合には、当然全員平等に賃金が下がるということになる。はたして理念として雇用者を増加させよ、しかし売上高が伸びなくてもベースアップをせよ…という矛盾した主張が実現可能かどうか。おそらく既存の雇用者も含めての賃金カットに応じる覚悟がなければなかなか難しい面がある。逆に言うと、「自分の労働分配率が減少してでも雇用者数を増加させよ」というセットの論理でないと、企業側もなかなか設備投資に踏み切ることができないということになるが…。

2008年12月15日月曜日

12月15日~モノ作り~

 消費活動や投資活動が活発な状態が「好景気」といわれる。そうすると今は人件費も抑制気味で、新規設備投資もしづらい局面なのでやはり不景気。ただし、安価で高機能な商品は選別されて確実に需要が伸びている。U社のヒートテックの下着などは空前の売上になっているようだが、高機能かつ低価格という二つの条件を満たし、消費者にも喜ばれるという商品。こうした商品(モノ)をしっかり作って儲ける…というのは販売者も消費者も両方ともwin-winの関係になれる。できればそうした商品を作って販売したいのだが、一定の価格で販売する…というのは一種の消費者への契約でもあるわけでそこが難しい…。ただし目に見える形の商品で、しかもお客様に喜んでもらえる商品を販売している分には、どこの宗教のどんな神様にも喜んでもらえるだろう。一方、複雑な金融商品をわけもわからずに販売して顧客に損失をださせてしまった場合…「説明責任は果たしたから」ということで合法的に逃れることはもちろんできるとしても、倫理的にはどうか。営業の言葉にだまされて外貨建定期預金や外貨建金融商品に手をだしてしまった人たちの多くは損失を抱え込む年末になってしまった。金融から製造へ。これまでバブルがはじけるたびにいわれてきたことがまた繰り返される。それでもまた時間が経過するとまた金融商品に手を出してしまう…人間とは本質的に「お金」に弱い部分をもつ生き物なのかもしれない。

12月14日~ドル安~

 明日からまた市場が開く。先週末はかなりの円高になったが、おそらくFRBの資産内容は住宅関連商品証書やローン債権ばかり。将来の換金性がかなり疑わしい内容になっていると思われ、ドルの信用不安が生まれている以上、円高傾向は続くだろう。輸出産業にとってはかなり頭の痛い話だが、輸入産業(電気関連、石油関連、鉄鋼関連、電力関連企業など)にとっては仕入額が下がるので長期的に見ればワルイコトではない。ただ自動車産業など川下の加工産業にとってはしばらく決算期まで苦しい状況となるので、財務諸表の数値も悪化し、株式価格も上がりにくい材料ばかり。やはり不景気に突入したということだろう。ただ個人的な生活環境をみると、そうした好況・不況の「感じ」がいまひとつリアルに感じられないのも事実。ポリプロピレン製品など石油化学製品の値段が多少値上がりしたときには、「ああ原油価格が上がっているんだな」という実感があったが、好景気といわれていた時代も現在もたいして大きな差異があるようには思えない。数字だけの話で日常生活まで好景気・不景気の波が伝わってこないというのは…それは…自分の「階級階層」があまり「上流ではない」ということかもしれないのだけれど…。

 経済指標が悪くなると「生活を守れ」みたいなスローガンがたくさんでてくるのだが、いまひとつ切迫して聞こえてこないのは、そのすべてが所得階層が「上」の人たちが先導しておっしゃっているケースが多いためかもしれない。既存の政党や労働組合などの「執行部」のスローガンにいまひとつ「リアリティ」が感じられないのは、「そうはいうけどあなた方自身の生活レベルを削ってだれかに配分したり寄付したりまではしないでしょ」という「上から目線」を感じるからかもしれない。事実、共産主義の影響を強く受けた労働組合の台詞には「あなたがたは勉強不足でなにもわかっていないプロレタリアートだけれど、私たちはホンシツをしっかり勉強した前衛的執行部なのだから、私たちのいうことが正しいんですよ」という押し付けがましさがあるような気も。下手な「前衛」や「上流」「勝ち組」などよりも「負け組」という自覚のある人たちのいう台詞のほうが生活実感には少なくとも即しているのは間違いない事実。

2008年12月13日土曜日

12月13日~不況…かな…~

 あんまりテレビは見ないものの、晩御飯代わりにミックスサンドイッチとカフェオレを飲みながらテレビを少しだけつける。斉藤孝明治大学教授や渡辺えり子さんなどがゲストに招かれている番組で「家賃滞納」の特集。家賃滞納の金額も60万円から70万円の女性や部屋を散らかしてそのまま夜逃げしてしまった20代女性の「写真」などが番組で紹介されていて息を呑む。
 借地借家法では借主の権利を守るために簡単には契約解除ができないようになっており、管理会社だけではそうした夜逃げした人や悪質な多重債務者との借地借家契約はそうそう簡単には解除できない。そこで登場した回収業者のビジネスを紹介している番組だったが、想像以上に不況は進行しているのを実感。水道光熱費や食費などどうしても必要なコストに加えてこの不況で一番重荷になるのは住居費用だろう。月々の家賃も払えない状況の人がこうしてテレビで紹介されるほど多数でてくる…またそうした人の家賃回収を専門にするビジネスが成立する…というのも経済状況の深刻さがうかがえる。「ライフスタイルの多様化」とはいってもやはり先立つものがなければ、ライフスタイルは簡素にならざるをえないのだなあ…としみじみ実感。

 ほどほどに暮らして、ほどほどに生活を楽しみ、適度に働く…ワークライフバランスといえば聞こえはいいけど「身の丈」にあった生活を普通にするのって本当に難しいことなんだと思う。だからこそ借金とかは1円たりとも簡単にはするべきではない…という自分哲学もこれまでのところは正しいようだが…。

2008年12月8日月曜日

12月8日~シントピカル読書~


 一つのテーマについて複数の書籍をレファランスしながら読み合わせる読書方法をシントピカル読書というらしい。とはいえこれって非常に難しくて高度な読書方法で、ある程度近代経済学のように歴史や体系が進んでいる学問の専門書などはわりと専門用語も確定しているが、そうでないジャンルだとけっこうきつい読書方法になるかもしれない。「資本」という言葉だってジャンルが違えばかなり使い方も違ってくるみたいだし…。とはいえ独学をなるべく進めたい自分としてはそうした読書方法もマスターしておくべきなのかも。

2008年12月7日日曜日

12月7日~分析的読書~

 初心にかえって分析的読書の方法について学ぶ。著者と読者とで「折り合い」をつけたあと、まずは文法などを的確に分析して、的確な読み方をしようというもの。こういう分類別の読書方法ってこれまであまり意識したことはなかったが、ある程度読書方法や読み方などを意識して本を読んでいくことも大事なような気がする…。

2008年12月3日水曜日

12月3日~レセプター~

 レセプター(受容体)について知る。だれかが何かを教えようとしても授業なり説明なりを受ける立場の人間にレセプターという一種の「予習的な知識や経験」がないとさっぱり効果がないというもの。これってよくわかるような気がして、たとえば名講師といわれる人の講義を聴いていてもさっぱりわからないという経験があるが、それは説明が下手なわけではなく、また私のノーミソが腐っているからでもなく、知識や説明を受け取るだけのレセプターが欠けていた…ということにほかならない。請求書や領収書の意味がわからないと結局、簿記会計の本質はわからないまま…というのと似ているような気がする。

2008年12月2日火曜日

12月2日~アルキメデスの螺旋~


 事情があって、アルキメデスの螺旋と対数螺旋の違いを考えることに。蚊取り線香のように「間隔」が一定のまま渦巻きになっているのがアルキメデスの螺旋。そして、貝のようにだんだん間隔が開いていくが接線の傾きは一定というのが対数螺旋。これをわかりやすくグラフや方眼紙で手書きで描くにはどうすればよいか…というのが思案のしどころ。ちなみにこの問題を考えるときにこうしたspiralと螺旋階段のような三次元のhelixの違いに初めて気がつく…なにかしら考え事を始まるとどこかで何かがつながっているような…