2009年12月31日木曜日

2009年


 2009年もあと少しで終わり…。社会的にも経済的にも激変の一年だったが、個人生活のうえでもかなりの大変化を遂げた一年だった。最初の4ヶ月はいつものようにすぎていったが、残りの8ヶ月はまるで走馬灯のようにすぎ、「あれから一年が経過した」という実感がない。2008年から2009年にかわる瞬間にはたしか会社の机で仕事をしていて携帯電話であいさつをしていたような記憶があるが、まさかその後…(以下150文字省略)。とはいえ今月も鴻巣や宇都宮などへの日帰り出張で今日もドトールで仕事をしていたわけで、本質的には変化はなかったのかもしれないが…。ちょっと哀しいニュースが続きすぎた一年だったが、ひとつの区切りとして2010年を新たな気持ちで迎えたい…。

2009年12月16日水曜日

12月16日~忙しさの中で~

 「風にふかれて」という歌はなんとなく「労働者階級」の歌なんだな、と思う。そして毎朝スーツを着て乗る電車は「学生」か「労働者」の塊なのだが、おそらく20代のころだったら嫌悪していただろうその風景、最近は新鮮な感覚で再認識している。だってほとんどがスーツか制服で、しかもそれぞれ就業時間と授業時間に拘束されつつも、そのハザマで「自由」を楽しむっていうライフスタイル、悪くない。「労働」がいいことだと思えるようになったのはつい最近。でもそれは昔の「労働を楽しむ」という感覚から「労働を発展しよう」という自己流の考え方になってきたような気がする。「拘束時間」を自分なりに調理して、さらに加工して自分の時間を作っていくという作業。けっこう高度な知的作業ではないかと思う。ふと忙しさの中で…。

2009年12月9日水曜日

12月9日~3つの流れ~

 3つの流れ(社会階層・性別など)にもとづいて歴史をひもとくという手法の本を通勤時に読んでいる。唯物史観ほど単純ではないものの、いわゆるビッグ・ピクチャーで未来図を描こうという試みだ。社会階層としては武士の時代、商人の時代そして労働者の時代と移動していくと仮定すると、日本は商人の時代をへてまさしくホワイトカラー全盛の労働者の時代に突入している。またアメリカは武士の時代をきわめて短くおえて商人の時代から労働者の時代へ突入した…という読み解き方だ。性別を軸にしてみた場合には原始時代などの女性の時代から男性の時代、そして両性具有の時代へと移り変わり行くという見方をする。これも境界線があやふやになってきた今、男性的なものと女性的なものとが入り混じる時代に突入しつつあり、異論はない。いずれは両性具有の時代となり、そして、精神的・文化的時代に突入するという見方は、デジタルな時代だからこそさらにその勢いを増すものともいえるだろう。「ハイ・コンセプト」で大前研一氏がといた総合的で文化的な発想のできる人材が必要な時代というのと非常に似通っている。そしてこうしたビッグピクチャーのもとにヨーロッパ、東南アジア、北極圏などを軸にしたブロックができあがっていくという仮説。非常に面白い。必ずしもこれが予定調和的で平和的ということではない。むしろこういうブロック化したあいまいな文化の時代こそ大虐殺や得体の知れないテロ事件が多発したりする可能性がある。精神的・文化的時代ってある意味、旧石器時代以上にリスキーで生存競争が激しい時代なのかもしれない。

12月8日~専門家を頼る~

 この世は専門家による分業が発達しているので、妙に独学でやるよりも専門家に頼ってしまったほうが時間もコストも手早くすむといった面がある。ちょっと体調が悪ければ医者、法律問題だったら弁護士、税務関係の悩みだったら税理士と確かに手数料は支払わなければならないがそれをうわまわるメリットがあればそれでいいのではないかと思う。本を読むよりも簡単に済むケースだってあるし。
 とはいえ自分自身がまったくの無知だとアドバイスも有効に活用できないケースがあるので、ある程度の素養は必要になってくるとは思うが…。アドバイザーとはいうものの「名」「虚名」「宣伝」ばかりで「実」がないケースも頻繁にでてくるのがこの世の常。手数料を支払う専門家に対しては選別を繰り返して「かかりつけ医」のような存在を作っておくと非常に便利だということを実感。弁護士の「かかりつけ」はなかなか難しいかもしれないが「内科医」ぐらいだと1ヶ月に1回とか2ヶ月に1回軽い気持ちで足を運ぶ感覚で、10年先、20年先の生活もかなり違ってくるような気がする。

2009年12月6日日曜日

12月6日~無茶振りしない~

 たとえていうと自分はホームランバッターには程遠い「つなぐバッティング」のバッター。守備を手堅くして、打席ごとに次につなぐプレーで小刻みに加点していく方式。けっして無茶目のストレート高めで大降りするようなバッターではなく、変化球をちょこんとあわせてヒット性の打球を走者に走りやすいようにうつ。したがって、無茶振りはできないし、体調が悪ければそれなりの一日で満足するしかない。
 休日の過ごし方でもホームラバッターだとあれこれ派手なイベントもこなせるのだろうが、普通のバッターであるならばまず休養が優先。その次に休養できたら別のことにもチャレンジしてみようかな、という程度。でもここまで達観するのには、それなりに時間がやはり必要だったぞ===