2008年10月26日日曜日

10月24日・25日~ティッピング・ポイント~

 ごくごく少数の人間だけに愛好されていた商品が、ある日突然ブレイクして大ヒット商品になる…。広告宣伝のおかげとも思えず、説明がつかない現象というのは実際に市場でもよくみかける。そもそもIPOD自体、少数の愛好者のみが使用していたものが、突如ブレイクして、それまで市場に並存していたWindowsタイプのUSBメモリをかなり駆逐してしまった。ituneによるソフトウェアが秀逸などといった分析もあるが、Windowsにも同様の曲検索機能などはあるし、むしろ互換性の観点や音質はIPODよりも素晴らしい商品はいくつかある。にもかかわらずIPODファンの数は増すばかりだ。そうした現象がなぜ起こりうるのか、なぜ起こったのか…といったことを現在各種の本を読んで勉強中。コネクターという各種の人間関係の「キー」になる人間がIPODの広告宣伝の役割を果たした…という仮説は当然成立すると現在では想像している。この手のUSBメモリタイプのオーディオについては、まだCDプレイヤーが利用されている時代には「面倒なもの」というイメージが強かったが、おそらくアーリーアダプタとよばれる初期の利用者が、「そんなことはない」ということを宣伝してまわった…ということはありうるだろう。ただ、それはなぜかWindowsではなくMACだった…もしかするとコネクターのかなりの部分がMACユーザーだったからではないか…という仮説も成立するかもしれない。個人的には実は最初はWindowsタイプのUSBメモリを使用していたが、途中からシャッフルを購入してすべてをIPODに変換。そして現在に至り、いまや他のUSBもしくはハードディスクタイプに乗り換える動機も意欲もないが…。しかしその「きっかけ」はどこかにあったはずだ。そしてそれは広告宣伝の力ではなかったはずで、その「自分自身の動機」もいろいろと解明もしくは仮説構築をしてみたいというのが、基本情報の旧試験制度最後を受験したあとの今の課題である。

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