2008年12月15日月曜日

12月15日~モノ作り~

 消費活動や投資活動が活発な状態が「好景気」といわれる。そうすると今は人件費も抑制気味で、新規設備投資もしづらい局面なのでやはり不景気。ただし、安価で高機能な商品は選別されて確実に需要が伸びている。U社のヒートテックの下着などは空前の売上になっているようだが、高機能かつ低価格という二つの条件を満たし、消費者にも喜ばれるという商品。こうした商品(モノ)をしっかり作って儲ける…というのは販売者も消費者も両方ともwin-winの関係になれる。できればそうした商品を作って販売したいのだが、一定の価格で販売する…というのは一種の消費者への契約でもあるわけでそこが難しい…。ただし目に見える形の商品で、しかもお客様に喜んでもらえる商品を販売している分には、どこの宗教のどんな神様にも喜んでもらえるだろう。一方、複雑な金融商品をわけもわからずに販売して顧客に損失をださせてしまった場合…「説明責任は果たしたから」ということで合法的に逃れることはもちろんできるとしても、倫理的にはどうか。営業の言葉にだまされて外貨建定期預金や外貨建金融商品に手をだしてしまった人たちの多くは損失を抱え込む年末になってしまった。金融から製造へ。これまでバブルがはじけるたびにいわれてきたことがまた繰り返される。それでもまた時間が経過するとまた金融商品に手を出してしまう…人間とは本質的に「お金」に弱い部分をもつ生き物なのかもしれない。

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